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新入社員のキャリア志向/2025年度

投稿日 : 2025-06-26

2025年度新入社員:楽しく仕事をしていたい

ALL DIFFERENT株式会社とラーニングイノベーション総合研究所が2025年度の新入社員3,933人を対象に行った「新入社員意識調査」。それは、この不確実な時代に若者が何を思い、どこへ向かおうとしているのかを探る、静かな試みだった。


曖昧なキャリアと多様な声

調査が示したのは、新入社員のキャリア志向が、まるで霧のように分散している現実だった。「専門家」「管理職」「未定」「志向なし」がほぼ同率で並び、特に「キャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」という声が過去最高を記録した。一方で、「専門家」志向が過去最低となったのは、時代が特定の専門性よりも柔軟な適応力を求めていることの表れかもしれない。男性は「管理職」へ、女性は「楽しく仕事をしたい」と、性別によって異なる願望が、静かに浮かび上がった。

管理職を望む者たちは、「人を束ねて大きな仕事をしてみたい」という、ふんわりとした願望を抱く。かつてのような経営層への強い憧れは薄れ、「仲間と仕事をするのが好き」という、より身近で温かい感情が強くなっている。専門家を志す者は、まるで護身用のナイフのように、「いざというときに専門性を活かして仕事をしていきたい」と考える。

「リーダー」という言葉は、多くの者にとって「リーダーシップが求められそう」という重さを伴うが、実際にそれを志す者は「やりがいがありそう」という前向きな意味を見出す。一方で、そうでない者は「難しそう」「ストレスが多そう」という、責任の影のようなイメージを抱いていた。


会社への期待と、専門家からの提言

彼らが会社に期待するのは、何よりも「上司に相談できる機会」だった。

専門家は、新入社員のキャリア形成には「仕事の幅と深さ」が不可欠だと語る。最初から明確なキャリアビジョンを持つ必要はない。大切なのは、「任された仕事を確実にやりきること」、そして「内省を習慣化し、PDCAを回すこと」。さらに、「現在の力量よりやや高い目標に挑戦する」ことで、彼らは成長の階段を上ることができる。ただし、それらが「やらされている」と感じさせないよう、対話を通じて彼らの内なる「やってみよう」という火を灯すことが重要だ。

新入社員が、周囲からの静かなサポートを得ながらこれらの経験を積むことで、彼らは自身の成長を実感し、将来のキャリアという名の深い森を、前向きに、そしてしなやかに歩んでいくことができるだろう。

参考:【新入社員意識調査2025(3933人のキャリア志向編)】(『日本の人事部』2025/06/25)https://jinjibu.jp/
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記.杉浦(動画制作)

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