マイナビグローバルが発表した、日本に暮らす外国人たちの就労意識に関する調査結果に目を通した。
それによると、日本で働き続けたいと願う外国人は、実に92.3%にものぼるという。そのうち7割以上が、5年以上先までこの国での日々を描いている。彼らは、まるで静かな水面にそっと石を投げるように、この日本という土地に、自らの人生の波紋を広げようとしているのだ。
その一方で、日本での就労を望まない声も、微かに、しかし確かに聞こえてくる。その最大の理由は「円安だから」と、まるで乾いた風が吹き抜けるような、現実的な言葉だった。そして、「他の国の方が稼げるから」という声は、去年よりも8.4ポイントも増えている。
「特定技能」という言葉が、まるで新しい時代のパスポートのように、彼らの間でその認知度を上げている。特に技能実習生の間では、その理解度が20.7ポイントも上昇したという。それは、彼らがこの国のシステムをより深く理解し、自らの未来を切り開くための、確かな足がかりを見つけ始めたことの証だろう。
そして、特定技能での就労意欲は着実に高まっている。特に特定技能1号で働きたいと強く願う者は、昨年より18.1ポイントも増えた。「給料が高いイメージがあるから」「希望の勤務地で働けるから」「転職できるから」。それらは、技能実習という、どこか閉鎖的な空間にはなかった、新しい自由の匂いを彼らに与えている。
特定技能2号への関心もまた、静かに、確実に高まっている。特に留学生や、すでに「技術・人文知識・国際業務」の在留資格を持つ者たちの間で、2号での就労意欲が20ポイント以上も上昇しているという。そして、すでに特定技能で働く人々が、この資格を選んだ理由として「2号で長く働ける」ことを挙げているのは、どこか示唆的だ。彼らは、ただの通過点としてではなく、この日本で、確固たる人生を築くための足場として、特定技能という選択肢を見つめている。
この調査結果は、日本という国が、単なる労働力としての外国人材を見るのではなく、彼らの人生と向き合い、未来への道筋を共に描いていくことの重要性を、静かに、しかし力強く物語っている。
要約
マイナビグローバルの調査によると、日本に在留する外国人の9割以上が日本での就労継続を希望しており、そのうち7割以上が5年以上働きたいと考えている。しかし、日本での就労を望まない理由としては「円安」が最多で、「他の国の方が稼げる」という不満も増加している。
一方で、「特定技能」制度への理解度は大幅に向上しており、特に技能実習生の間でその傾向が顕著である。特定技能1号および2号での就労意欲も上昇しており、「給料が高いイメージがある」「希望の勤務地で働ける」「転職できる」といった、従来の技能実習にはない柔軟性が特定技能を選ぶ動機となっている。また、特定技能取得者がこの制度を選ぶ理由として「特定技能2号で長く働ける」ことを挙げていることから、長期的な就労を視野に入れていることが示唆される。

参考:「日本在留外国人の日本での就労意欲・特定技能に関する調査結果」を発表(『日本の人事部』2025/06/18)https://jinjibu.jp/
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記.杉浦(動画制作)
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