昨日は、碧南市のマラソン大会の撮影現場へ
ケーブルテレビの生放送を、岩瀬くん（中部ブロードメディア）が任されていて
この日は他地域でもマラソン大会が重なったので、カメラマン不足で僕が呼ばれた
身体に配慮してもらい、なるべく動かなくていいようなカメラ位置にしてくれた

AM4:20に集合したとき、雨は本降りになり、気温も下がり、寒い
6:00に現場入りしても、8:30にリハーサル終わったときも、ずっと雨が降っていた
レインコートを着るだけでは寒いので、そのうえにダウンを着て配置についた
雨雪用のダウンではなく、ふつうのダウンなので、ゆっくりと水を吸っていく
手袋も同じように、どんどん湿り気を帯びていく
着てた方が暖かいのか寒いのか分からなくなって、脱いだり着たりを繰り返す
世界大戦で凍傷の兵士が多く出たという話を思い出して
今、自分がどれだけ恵まれた世界に生きているのかを思い知って感謝した

放送なので、撮影機材や中継機器の設置や管理もあった
濡れた草むらや泥に汚れながら、チェック作業を進めていく様子を見て、これが現場だと思った
10人程のカメラマンがいたのだけど、皆さんベテランのおじさんたち
服装も目立たない色あいで、汚れてもいい動きやすい服装
インスタに出てくるこぎれいな服装の、おしゃれカメラマンはいなかった
久しぶりのケーブルテレビだったけれど、映像業界ってあんまり変わらないな、と思った

フィルムガーデンは、業界のポジショニングとしては、すこしだけ異色だ
ＷＥＢ（ホームページ）と動画の制作会社として事業展開しており
空気感やイメージは「SNS系ショートムービー」に近いところだと思われている
でも実は、発表会や結婚式はもちろん、番組制作にも携わってきた下積み経験がある
実際のところ、多くのデザイン会社やＷＥＢ制作会社が「あとから動画を取り入れた」のに対して
僕の場合は、ベースが動画制作なので「あとからＷＥＢを取り入れた」というスタイルになる
だから、映像制作会社から見ると「本格的ではない、手軽なムービー制作してる会社」だし
IT系で動画を作っている人から見ると「しっかりとした映像がつくれる会社」になる
創業当時の想いとしては「本格的な映像制作を、身近に感じてほしい」と思っていたので
よくも悪くも思った通りの会社にはなっている

岩瀬くんは15年くらい前？に、当時の職場で学生アルバイトとして採用した関係
その後、映像会社を立ち上げて、僕とは全然ちがう方向に舵を動かしていった
今年、初めて岩瀬くんの現場に参加させてもらったけれど、この規模の生放送を任されて、10人以上のスタッフを動かしていけるのは「すごい」と思う。配信や音声、テロップ担当など、各種のプロクリエイターも集まっていた
僕が目指さなかった形だけど、ムービー制作会社としては、これもひとつのＧＯＡＬだと思った

放送は無事に終わったけど、そのあとの片付けもまた大変だった
この規模だから使っている機器が多すぎて、回収も点検もたくさんあった
僕はもうしばらくこういう現場に立ってなかったので、皆にとっては普通のことが大変に思えただけかもしれない

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記.杉浦(動画制作)

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