結婚式や披露宴の撮影をする機会があります。
昔(社員をしていた頃)は、結婚式も扱うホテルで映像の責任者だったので、制作するムービーや指導の方向性を自分で決めてました。
ちなみに僕の基本方針は、
踊る大捜査線の室井さんみたいでした。
まず、現場を信じる。(信じない人を現場に出さない)
自由に撮影してもらって構わない。
ただし報告は厳守。
っていうやつ。
ルールはひとつで、「なんとなく」の撮影は禁止してました。
誰かから「どうしてこのカットを撮影したの?」と質問されたときに、きちんと答えられればオーケーです。
ブライダルは、事前にカット割りとか照明とか決めて設計図の通りに撮影するもんじゃないと思っていて(とても流動的なものなので)、突然の出来事や表情を、いかに見つけて撮影するかが大切だと思ってます。
どのカットを撮影するのか、正解なんてありませんから。
全米ナンバー1の映画を「つまらない」という人もいますから。
ところで、最近の僕はブライダルカメラマンとしては「ひ孫受け」クラスとして色々な会場さんに行きます。
そうすると「レベルを均一にするために」という理由で、マニュアルがあったりします。この場面は、この位置から、このサイズで撮影する。というわけです。
どっちのやり方が正しいかなんて分かりませんが、
いろんな考え方があるんだな、と思いました。
記.杉浦(動画制作)