9月になっちゃいました。
さて、8月の話ですが、
名古屋市博物館の特別展「ゴジラ展」に行ってきました。
ゴジラ好きな人はもちろん、
そうでない人も(映像好きなら)楽しめる内容でした。
たとえば、ゴジラが町に出現して家屋を踏みつけながら歩く場面。
まず、ストーリーに合わせてカット割りを考えます。
カット割に合わせて、ジオラマのサイズや構図、
照明、カメラ導線などを緻密に計算してスタジオの設計図を作成。
実物のビルの場面とジオラマのビルの場面で、
ゴジラのサイズに違和感が生じないように、ミリ単位で。
家屋を踏み潰すゴジラの足はアップで撮影するので、
大きめなゴジラの足は別に制作します。
ジオラマの町が夜景ならば、電球がいくつ必要なのか。
壊される建物の中身は、どこまでがカメラに映るのか。
それぞれにどんな素材をどれだけ使うのかも計算して、材料の発注書。
ひとつの場面を撮影するために、町をひとつ作り上げて、
そのために建物の設計図まで書いたりします。
実写にはない、特撮の凄さを垣間見ました。
写真はゴジラに壊された東京駅のジオラマ。
細かいですよね。
記.杉浦(動画制作)