2026年卒業予定の大学生と大学院生を対象にした、マイナビの就職に関する意識調査の結果が発表された。僕は、人事向けポータルサイト「日本の人事部」でそれを読んだ。
レポートによると、20代に行ったワークライフバランス意識調査では「ワーク重視」が57.7%で「ライフ重視」の39.3%を大きく上回っていた。若い世代の約6割が、仕事に重きを置きたいと考えているらしい。意外な結果だった。
一方で、許容できる残業時間は、週に1~5時間というのが最も多い回答だった。彼らは仕事に熱意を持ちつつ、拘束されないよう理性的なブレーキを踏んでいる。

企業に安定を感じるポイントとして、最も多かったのは「福利厚生が充実している」という項目だった。具体的には、交通費の支給や住宅手当といった、生活の基盤を支える制度への関心が高い。景気への不安が増えつつある今、現実的な足場をしっかりと固めたいと考えているのだと思う。
そして、育児休業についても、性別に関わらず7割以上の学生が利用したいと考えている。男性の育児休業取得率の公表に関心があるという回答も約6割に達した。
全体として、この調査結果からは、現代の若者たちが「好きな仕事に身を投じながらも、日々の暮らしとの調和を大切にしたい」という、そんな控えめながらも明確なメッセージが浮かび上がってくる。「ただ、働きたくない」というわけではないらしい。彼らが求めているのは、情熱を注げる何かと、自分らしい時間を過ごせる余白の両立なのだろう。
ということは、企業側にとっての課題は、いかに彼らに「この場所が好きだ」と感じてもらえるかにかかってくる。特に中小企業ができることと言えば、仕事そのものの「やりがい」や、そこで過ごす時間の「居心地の良さ」を丁寧に整備し、それを伝えていくことだろう。

参考:「2026年卒 大学生キャリア意向調査3月<就活生のワークライフバランス意識>」を発表(『日本の人事部』)https://jinjibu.jp/news/detl/25029/?newstop=new
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記.杉浦(動画制作)
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