製造業が採用に成功する4つの方法

フィルムガーデンの周りにいる会社さんには
採用に困っている人たちが多くて
そのなかでも上手くいっている会社とそうでない会社があるんだけど
その差の最大の理由は「採用の努力をしてるか、していないか」です。

たとえば「製造」「営業」「事務」という職種がのなかから
「製造の仕事がしたい」「事務の仕事がしたい」と考えたとき
特に「△△の部品がつくりたい!!」「△△の計算がしたい!!」と思わなければ
どこの会社に入っても大差ないので 「社風・福利厚生・立地」で考えます。

ここをクリアすれば「良い人材」は来ます。

僕の知る限りでは「採用に困った」と言ってるだけで
本気で対策してる会社はまだ少ないし
本気で対策している会社で採用に失敗している会社も知らないです。

さて、採用に成功している会社さんの特徴をいくつか紹介すると


1、採用に特化したツールを持っている
まずはこれが採用に成功してる会社さんすべてに共通していること。
ホームページ、パンフレット、チラシ、動画など
この全部じゃなくて一部だけでも用意してあると、一歩リードです。
求職者の方や入社した若手に話を聞いてみると、
「会社の歴史とか取り扱い商品よりも、先輩の声やワークライフバランスが知りたい」
「売るものや作るものは、鉄でもゴムでも良くて、たのしくと働きたかった」
という声が多々あります。
これを伝えるのは通常の「会社案内」や「コーポレイトサイト」では難しいので
採用専用サイトやリクルート向けパンフレットが必要になります。
実際にこういうものを活用して、毎年2桁の採用に成功している会社さんもあります。


2、複利厚生がちゃんとしてる
福利厚生については各々で努力するしかありません。
逆に言えば努力すればどうにでもできるので、がんばってください。
「残業なし・年間休日130日・月25万」と
「残業手当なし・年間休日100日・月18万」との差は歴然です。
もちろん後者の会社については
ようやく入社してもらっても来年には離職という話も多いです。


3、きれい
人が集まる場所の条件は「きれい」「たのしい」です。
製造業さんは現場の環境上、どうしても難しい部分もあるかと思いますが、
なかには、フェラーリやサンドヴィックのような工場を
目指して努力している会社さんもありますし、そこには人が集まっています。
また、人材確保のために社屋を建て替えたり、
壁を張り替えたり、トイレを改築したりしてる会社さんもあります。


4、立地
「立地ばかりはどうにもならない…」という気持ちも分かりますし
ほとんどの場合、実際にそうだと思います。
それでも、駅近に工場を新設する会社さんもあれば
会社の近くに会社の寮を用意している会社さんもあります。
求職者や学生から見れば、毎日のことなので
「通勤がめんどくさいところには行かない」ということですね。
でも、そのなかに「優秀な人材」がいるかもしれない。
本気で採用に取り組んでいる会社さんは
そこを取りこぼさないように、努力をしているというわけです。

※この情報は2018年3月現在のものであり個人的な見解です。

記.杉浦(動画制作)